2017年12月

2017年12月
 
「人権週間」に思う!

最近あいついで国会議員による差別的な発言がありました。
アフリカの人たちとLGBT(性的少数者)に対しての人権侵害とも思われる発言です。
国会議員は選挙で選ばれた公人です。
それゆえに、その言動は極めて重く大きいものがあります。
早速反省の弁を述べ、謝罪し撤回をしましたが、とても腹立たしく残念です。

ところで、毎年12月4日から10日までの一週間は「人権週間」です。
あらためて人権の大切さについて考えてみましょう。
差別や偏見がどれだけ人を苦しめ悲しませ傷つけているか、こうした事象があるたびにきびしい指摘や抗議があって、やっと事の重大さに気づき、謝罪や弁明に至っています。
社会では、いまも予断や偏見による差別が、多くの人を苦しめ傷つけ、時には死に至らしめることがあることを学ばなければならないと思います。
「人は差別性を身につけずに育つことは、不可能なことかもしれないが、一方で人の倫理的な意識が差別性を抑制し、さらに発展させる力を持っている」そうです。
つまり、「人は差別がいけないことだとわかったら、無くしていくために努力をする」ということです。
人権について関心がなかったり、自分には関係ないなどと思ったりしたことがあったとしても、今回のような私たちの代表である国会議員の起こした事象を機に、人権について見つめ直したいものです。

12月は一年の締めくくりです。
今年をふり返って掴んだものを新しい年の糧にしましょう。
 

2017年11月

2017年11月
 
人と社会が変わっていくために
スポーツの秋たけなわです。
日本では野球の日本シリーズ始まりました。
海の向こうでは、大リーグのワールドシリーズが、連日熱戦の様子が報道されています。
そんななかワールドシリーズで試合中にひとりの選手が、相手チームの選手に対して差別的言動(アジア人に対する差別的しぐさ)をしたとして、来期開幕から5試合の出場停止処分となったと伝えられています。
毅然とした素早い対応に拍手を送りたいと思います。
スポーツ界を含む社会全体からこうした差別をなくしていかなければなりません。
それにしても、こどもからおとなまでが楽しみ熱狂するプロスポーツの世界で、あってはならない差別言動を改めて知り考える機会となったことはプラスなことと言えるでしょう。

このように人権について考える機会は私たちの身近にあります。
かつて研修会で、「人権の取り組みによって、今の自分が救われている」という話を聞きました。過去に差別事件があり、差別をなくすためにいろいろと取り組んできたことが、実は自分の人権も守られていることに気づいたということです。
この大リ―グの選手も今回のことを深く反省し、「私の行為で傷つけられた全ての人に心から謝罪する。深く後悔している。」との声明を出しています。
今後、スポーツの世界だけでなく、一人の人間として、差別と人権に向き合って活躍してくれることを信じます。

さて、熱い闘い、今年はどのチームが優勝するかな?
 

2017年10月

2017年10月
 
人と社会が変わっていくために
規範(きまり)は人の意識を変え、行為や態度を変えることができると言います。
引いては社会を変えていくことにもつながるものと思います。
過日、ある自治体で「バーベキュー等を禁止する条例」を制定したと新聞にありました。
河川敷や空き地でのバーベキュー等を楽しむ人たちのマナーの低下に業を煮やしてのことだそうです。
これまで地元住民や行政が、お互いに気持ちよくバーベキュー等を楽しんでほしい”
と呼びかけてきたにもかかわらず、一向に改善されなかったといいます。
“これからはこの条例に基づいて、ごみ等の管理が適切に行われる場所で、
お互いに気持ちよく楽しんでほしい”と呼びかけるとしています。
自分本位の行為が周りの多くの人に迷惑をかけ不快な思いをさせているのです。
そのことの理解と認識を求める呼びかけであり、雰囲気づくりであると思います。
 
ところで私たち市町村人権・同和問題「啓発連協」は、
30年前から部落差別撤廃とあらゆる人権侵害を許さない社会的雰囲気、
世論高揚をめざして啓発活動を展開しています。
「啓発」という手法で、差別や人権侵害を一日も早くなくしていきたいと取り組んでいます。
しかし、今も悪質な差別が多くの人を傷つけ悲しませています。
人の意識を変えていく営みはけっして簡単なことではありませんが、
地道な継続した日頃の活動がかならず成果につながると信じています。
そして、昨年施行された、
「部落差別解消推進法」、
「ヘイトスピーチ解消推進法」、
「障害者差別解消法」の人権3法律や
「奈良県障害のある人もない人もともに暮らしやすい社会づくり条例」を、
人々の意識を変えることにつなげていきたいと思います。
早くだれもが住んでよかったと思える社会や地域をつくっていかなければなりません。
人と社会が変わっていくために、今自分ができることをがんばりましょう。
 

2017年9月

2017年9月
 
わずかな隙間を見つけ、新しい発想・発想の転換を試みよう!
“今求められていることは、現社会構造のわずかな隙間を見つけ、新しい発想・発想の転換を試み、心豊かな人々の存在する社会を構築することだと思います。”
これは市町村人権・同和問題「啓発連協」結成30周年に寄せられた初代事務局長の「特別寄稿」の一文です。
 
市町村人権・同和問題「啓発連協」は、今からちょうど30年前の1988年6月、差別撤廃と人権確立を願う行政関係の人たちによって結成されました。当時は、長い歴史を持つ解放運動、学校教育、人権教育推進協議会などが、社会にうずまくきびしい差別に果敢に向き合っている時代でした。しかし、人々の人権意識はきわめて低調で、差別事件や差別事象も続発していました。
これは、「何かが欠けている、何かが不足している」からだと関係者らは考えました。その結果、行政がこれまで何もはたしてこなかったことに気づきました。1965年に同対審「答申」が示した「同和問題の解決は、行政の責務だ」という重い指摘が、ことばだけに終わっていたのです。何の手立てもしていなかったのです。この深い反省の中から「啓発連協」が誕生しました。
まさに、そこにわずかな隙間があったのです。そのわずかな隙間を広げ、毎月11日は「人権を確かめあう日」を基軸とした取り組み、「てんいち先生」「ひかりちゃん」の人権キャラクターと人権まんが、着ぐるみ、インターネットと人権をテーマとしたシンポジウム、ならヒューマンフェスティバル等、今日の啓発活動に発展させてきました。そして、「啓発連協」誕生以前から活動を進めている団体とも連携をはかり、「啓発」「教育」「運動」という差別撤廃と人権確立の取り組みの道筋を明確にしてきました。
 
しかし、新しい発想・発想の転換は、ことばで表現するほど簡単ではありません。常日頃、問題意識をもって物事を進めていなければ、決して生まれても来ないし浮かび上がってくるものではないと思います。
今日もわずかな隙間を探して、がんばります。
 

2017年8月

2017年8月
 
言うは水に文字を描く、聞くは岩に文字を刻む
“言うは水に文字を描く、聞くは岩に文字を刻む”こんな言葉があります。
「言う者は、言葉を水に文字を描くように言うけれど、聞く者は、時にはその言葉で深く傷つくことがある。それは、岩に言葉を刻むように、心と体に刻み込み絶対に忘れることはない。」ということです。
今から30数年前、県内で大きな差別事件が起こりました。
何度も確認会や糾弾会が開かれました。
その中で差別発言者が、深い反省の中でこの言葉を引用して、「私が何気なく言った言葉(部落差別発言)が、いのちにかかわる言葉であったのです。そして、被差別の側にいる多くの人たちを深く傷つけたことを、確認会や糾弾会で知りました。はじめて、私に変わるきっかけを与えてくれました。」と語っています。
今、インタ―ネット上で、深刻な差別や人権侵害が頻発しています。
かつての事件の時代とは違って、差別者が誰かもわからず、その意図も背景も考えも何もわからないのです。
にもかかわらず、ネット上で差別が広がり助長され、共感する人たちさえ作り出しています。
これが今のネット社会の差別の現実です。
今は、かつての差別事件のような対応や営みが、できないし通用しません。
でも、ネットで起こっていることは、必ずネットで解決できると信じています。
解決していかなければなりません。
なぜなら差別は“いのち“にかかわる問題だからです。
ともにがんばりましょう!
 

2017年7月

2017年7月
 
だれもが安心して暮らせる地域社会を!
昨年7月26日、相模原市の知的障害者福祉施設「やまゆり園」で凄惨な殺傷事件が起こりました。
事件からもう一年を迎えます。
改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

なぜこのような事件が起きたのでしょうか?
私たちは、何度も事件をふり返り、二度と起きないように、自らのこととして考えなければならないと思います。
決して風化させてはなりません。

この事件の容疑者は、「障がい者は社会のお荷物」、「障害は不幸」、「障がい者はいなくなればいい」と発言しています。
信じられないことですが、インターネット上ではこの発言に同調する人たちがいます。
これが現実です。今の社会で起こっていることなのです。

市町村「啓発連協」では、毎年、奈良県内の差別事象調査を実施しています。
調査では、頻発する子どもたちの「ガイジ」発言(障がい者を差別する言葉)や、
動画サイトのヘイトスピーチをまねた外国人差別発言が報告されています。
子どもたちの言動に、障がい者や弱者を排除する私たちの社会が、鏡のように映し出されているのではないでしょうか。

2014年、日本は「障害者権利条約」を批准しました。
2016年には「障害者差別解消法」が施行、
奈良県では「奈良県障害のある人もない人もともに暮らしやすい社会づくり条例」が公布・施行されました。
私たちは、これらの法律を力にして、差別をなくし、
だれもが安心して生き生きと暮らせる地域社会を、みんなでつくっていかなければなりません。
「人権のまちづくり」を全力で進めましょう。
 

2017年6月

2017年6月
 
先人に学び、少し先を見て励もう!
チャールズ・チャップリン(1889年~1977年)は、イギリスの映画俳優、映画監督、コメディアン、脚本家、映画プロデューサー、作曲家など、さまざまな顔を持つ世紀の大スターです。
その時代や社会を風刺した数々のすばらしい作品(コメディ映画)で、今なおファンを魅了し続けているといいます。
そのようなチャップリンには、また、別の才能があったと言います。
それは、未来を予測することです。
オートメーションで物が作られることや携帯電話の時代が来ることなどが、自らの映画の中で既に取り入れられていたと言います。
ひるがえって、市町村人権・同和問題「啓発連協」は、30年前(1988年)、ひとりの行政職員の発想と未来を展望した想いのもと誕生しました。
それは、かつてない「行政啓発」という手法で、差別撤廃と人権確立をめざすこと、インターネット社会と人権問題のことなど、まさに、今私たちが直面しているおおきなテーマ(問題)を想い描いていたのです。
その感性と先見性にただただ敬服します。
このような、先人の姿に学び、つねに新たな発想や工夫を試みて、問題解決につとめ、差別のないよき日をめざしてがんばります。
 
 

2017年5月

2017年5月
 
記念日
今日は何の日?
カレンダーを見ても、手帳を見ても、さらに、ネットで調べてみても、まさに「毎日が記念日」となります。
5月だけで見ても、憲法記念日、みどりの日、こどもの日、母の日などたちまち出てきます。
そこに、個人の誕生日など思いの深い日があれば、まさに「毎日が記念日」ですね。「ありすぎてわからない。覚えていられない。」このような声が聞こえてきそうです。
でも、個人にも、組織や団体にも、忘れてはならない「記念日」があります。
差別と人権問題に取り組む、市町村人権・同和問題「啓発連協」にも、絶対に忘れてはならない記念日があります。
それは、「啓発連協」の誕生日である6月8日と、毎月11日は「人権を確かめあう日」の8月11日です。
8月11日は、1965年8月11日に「同対審」答申が出された日を記念しています。「11」を「1(ひと)1(ひと)」と読みかえ、「人は等しい」と考え、人権を考える大切な日としています。
そして、「啓発連協」は、今年、結成30年になります。
記念日には、それぞれに意味や歴史があり、みんなの思いや願いがいっぱい込められていると思います。
常にふり返り確かめあうことが、明日へとつながっていきます。
だからこそ、いつまでも大切にしていきましょう。
さて、今日は何の日?・・・
 

2017年4月

2017年4月
 
点から線、線から面へ
「自分の活動は、点の活動だ。でも、点で深くやれば必ず線になる。線で深くやれば必ず面になる。」これはある社会活動家の言葉です。
いよいよ4月がスタートしました。新しいスタートを切った方も多くいることでしょう。
自分の決めた道に、また、思い描く目標に向けてこの言葉のように積極果敢にチャレンジしていってほしいと思います。
自分の人生は自分でデザインできます。どうか熱い心もって一歩を踏み出してほしいと思います。
ところで、市町村人権・同和問題「啓発連協」は、今年結成からちょうど30年になります。
差別撤廃と人権確立という強く固い一点(原点)を定め、その道を歩んできました。
そして今、それが線となり面となり大きな広がりとなって、今につながり私たちにつながり、明日につながって「人権のまちづくり」に結びついていくものだと考えます。
この思いを胸に「啓発連協」も、今年新たな一歩を踏み出します。ともに頑張りましょう。
 

2017年3月

2017年3月
 
「人権」という名のスケール
先ごろ、「太陽系からおよそ40光年離れた宇宙に、地球と似た大きさの惑星が7つあると、欧米の研究者などで作る国際共同研究チームが発表し、水が存在するのかなど、地球のように生命が育むことができるのか見極める研究が期待されます。」というニュースが世界を驚かせました。
はたして生物が存在するのか想像は膨らみます。
太陽系で、いや宇宙で一番美しいと言われる地球、かつて見た宇宙ステーションからの中継映像は、まさに青く輝く美しい星でした。
しかし、この美しい地球上では、絶え間なく私たちを苦しめ悲しませる不幸な出来事が起こっています。
人の生命や尊厳は、どうすれば守ることができるのでしょうか。
今「人権」という名のスケールをこの地球という星にあてて、すべての人たちが、お互いの「いのち」を大切にする生き方について考えなければなりません。
私たち市町村人権・同和問題「啓発連協」は、「啓発」という方法で「人権」に長らく取り組んできました。
そして、これからもこの道を進んでいきます。このような一人ひとりの思いや願いをあらゆるとこらから発信していくことが大切です。
文字通りの青く美しい星、地球にしていきましょう。
七つの星に人はいるのかな?住みやすいところかな?・・・・・・
 

2017年2月

2017年2月
 
向かい風もまた良として!
“凧が一番高く上がるのは、風に向っている時である。風に流されている時ではない。”
こんなことばがあるそうです。
逆風を浮力に変えるということです。
人は何ごとも向かい風より追い風がいいと信じて、物事を進めてきたと言えますが、逆もまた真なりですね。
 
ところで、市町村人権・同和問題「啓発連協」は、今年30年目を迎えます。
ことばにすれば30年という長い年月も一瞬ですが、ふり返れば、きびしい向かい風の30年であったと思います。

しかし、それもこのことばを借りれば、私たちの「啓発連協」は、まさにこの向かい風を上手く力に変えて空高く上がって来たということかもしれません。
「啓発」とは、すべての人たちに強い問題意識を喚起して、解決に導くための手引きをすることです。
つまり、空高く上がった凧のように、少しでも遠くのひとりでも多くの人にその存在を認識してもらい、理解してもらうことが重要です。
あの手この手を駆使して、差別や人権侵害をなくしていかなければなりません。もちろん追い風は大いに利用して、向かい風もこれまた大いに良として、人権のまちづくりのための新しい風を起こしていきましょう。
 
 

2017年1月

2017年1月
 
3とりの精神で
新年あけましておめでとうございます。
皆さんにはどのようにお正月を迎えられましたか。
 
今年は酉年です。ニワトリのことだそうです。
毎日、夜明けに高らかな声で新しい朝が来たことを私たちに告げるあのニワトリのことです。
きっと皆さんは2017年のすばらしい夜明けを迎えられたことと思います。
今年は、酉(とり)年いろいろなことを「とり入れ、とり組んで、とり込む」一年にしたいものですね。
そして、酉(トリ=鳥)故に大きな飛躍の年にしたいですね。
「啓発」で大切なことは、常に発想やアイディアや工夫だと言われます。
この「3とりの精神」で新たなスタートを切りましょう。
 
うれしいことに、昨年から新しい風も吹いています。
人権の取り組みを進める者にとってうれしい風です。差別撤廃と人権確立を願う多くの人たちが待ち望んでいた「部落差別解消推進法」、「ヘイトスピーチ解消法」、「障害者差別解消法」また、「奈良県障害のある人もない人もともに暮らしやすい社会づくり条例」等ができたことです。長い間の多くの人たちの血と汗の成果です。
これらを糧として2017年は、おおいに活動を展開して行こうではありませんか。
「酉」の漢字には、「口の細い酒つぼを描いたもので、『酒』に関する字に用いられ、収穫した作物から酒を抽出する意味や、収穫できる状態であることから『実』も表し、果実が成熟した状態を表している。」というような由来があるそうです。
差別がなくなり人権が豊かに成熟した社会を早く実現しましょう。
 
2017年も頑張るぞ!
 

2016年12月

2016年12月
 
今年最高のひとことは・・・・!
今年ももう12月、あと一ケ月となりました。
時の流れは早く、また変化も激しい現代社会にあって、今年もあと少しで終わりますと言われても、
ふり返っている余裕などないと言われるかも知れませんね。
昔、童謡で歌われたような季節の風情も装いも感じることもないのでしょう。
 
でもこんな時代だから一度ゆっくりと、自分のこと、自分をとりまく人たちのこと等、
季節の移ろいの中で考えてみるのもいいことだと思います。
 
例えば、今年出会った人たちのこと。
どんな話をしただろう。
あの人のあのひとことは心に残ったなぁ。
うれしかった。でもあの言葉はつらかった。
また、自分はどんなことを言ったかな。
明るくなるような、うれしくなるようなことを言ったかな・・・
 
好きな飲み物でも飲みながら、好きな音楽でも聞きながら心静かにふり返りましょう。
あなたの今年最高のひとことを、来年はだれかに届けよう!
 

2016年11月

2016年11月
 
何かヒントがありますよ!
あることがきっかけで日記をつけることになってもう20年になります。
はじめは、備忘録として残して置くためのものでした。
それがだんだんその日の出来事やちょっとした感想や思い等も書き込む5年日記を楽しんでいます。
その日のことを書き込むときは、去年、一昨年のその日のことがひと目でわかり、しばし感慨に耽ることがあります。
これが日記をつけることの意味なのかと思っています。
20年分のふり返りが、今にどれだけプラスになっているのかはわかりません。
でも今日も明日も明後日もその紙面に文字が遊ぶことでしょう。
ところでどのような組織でも日記ではない過去の記録はあると思います。
それを時には眺めてみるというのも必要かと思います。
なにかきっと心に触れて響くものがあると思います。
「悩んで行き詰まったときは、これまで来た道をふり返ること。原点に戻ること」だとはよく言われます。
箴言ですね。
きっと何かヒントがありますよ。
 

2016年10月

2016年10月
 
10月は なら・ヒューマンフェスティバルに行こう!!
今年も「なら・ヒューマンヘスティバル」が近づいてきました。
市町村・奈良県・奈良地方法務局の共催で毎年開催しています。
今年は、10月29日(土)、河合町の奈良県立馬見丘陵公園北エリヤ(大型テント前)で開催です。
今年で22回目を迎えます。
奈良県内の各市町村を会場に差別撤廃と人権確立を願うNPOや福祉施設の人たちとともに広く親しみと味わいのある「人権イベント」としてつくりあげてきました。
人びとが出会い・ふれあい・語り合い、秋の一日を各種イベント、模擬店、物産展等を楽しみながらゆっくりと楽しんでいただきたいと思っています。
ちょうど見ごろの秋の花々もいっぱいです。
「おもしろそう。ちょっと行ってみよか!」で、ぜひお出でください。お待ちしております。
なお、詳しくは、このホームぺージでご案内していますのでご覧ください。
 
 

2016年9月

2016年9月
 
一工夫が変える、一工夫で変わる!
過日、素人がいろいろと芸術的(生け花、俳句、料理等)なことに挑戦して、その道のプロが評価・指導するテレビ番組が放映されていました。
見ていると、生け花に数名の方がチャレンジして、5種類ぐらいの季節の花を使い自己表現をした作品を完成させていました。
その後、プロが評価して、少し手直しをすると見事な出来栄えの作品になっていきます。
どの作品も一工夫で感動を与える作品となったのには、見ていて思わず唸りました。
 
ひるがえって、「行政啓発」を進める私たちもその道のプロです。
日々の取り組みについて、時には思いを巡らせることが大切です。
でも思い切った改革や新たな事業は、言葉で言うようにそう簡単には実現しません。
だからこれまでの取り組みにいま少し工夫を加えてみてはどうでしょう。
全体が大きく変わるかもしれません。気持ちに変化があるかもしれません。
少しの変化が大きな変化を生むかもしれません。
「何かを変える、何かが変わる」と念じて「行政啓発」に邁進しましょう!
 

2016年8月

2016年8月
 
宝の山へ登ろう!
毎年8月といえばお盆、先祖を偲んでお墓参りですか。
ふるさとへの帰省でしょうか。
また8月といえば「8.11」同和対策審議会答申(1965.8.11)が出された日、それを記念した毎月11日は「人権を確かめあう日」、「人は等しい」など、行政啓発を進める者は忘れてはならない「月」でもあります。
そこに、今年から「山の日」が設けられました。
山に親しみ感謝する日ということです。
日本には名山や霊峰といわれ、多くの人々に愛されている山がたくさんあります。
遠くからその姿を眺めるだけでも心が和みますね。
一方、現実社会にも見えないけれど「山」はたくさんあります。
行政啓発の行く手にも険しい山がそびえています。
越えてきた山もありますが、これから超えて行こうとしている山も見え隠れしています。
大変な山と思えば登る気も萎えてしまいますが、その山も宝の山と思えば気持ちも昂ります。
「必ず宝物(役立つ物)があるはずだ。」と思って。
さあ~しっかり装備をしてルートも見極め登り切るぞ!
 
 

2016年7月

2016年7月
 
自らを語ること
雨の時期になると思い出す光景があります。
今からもう数十年前のことです。
奈良県内のある自治体で差別事件が起こりました。
自治体あげての取り組みが何年か続き、一応の終結がされた時、この自治体の人権団体の会合が開催され、冒頭、その会の代表が挨拶をしました。
日本の童謡「あめふり」の「あらあら あのこは ずぶぬれだ やなぎの ねかたで ないている~」を引用して、長い間思ってきた自らの境遇と重なる胸の内を吐露したのでした。
「傘など買えるわけがない。まして、迎えなどのぞむべくもない。いつもずぶぬれだった。」
それは今でいえば「経済的格差」のことでした。幼少の頃の話として披露しました。
大人になっても忘れられない「くやしかった思いをやっと言うことができた。それも大勢の人の前で。」挨拶終了後の本人の表情は、そう見て取れました。
差別事件からきびしい差別の現実を知り、そして学ぶことが、この事例のように、それに共鳴共感して意識を高め、自らの誰にも話すことがなかった思いを語らせたといえるかもしれません。
差別の現実から学ぶことの大切さを改めて痛感します。
 

2016年6月

2016年6月
 
さぁー明日にトライ
先日テレビを見ていると、ある大学の先生が今大人気のラグビーについて面白く解説していました。
「ラグビーのルールはいろいろあるけれど、基本はボールを常に後ろにパスして前に進むことである。矛盾しているが、どこか人生にも似ている。」とのことでした。
この言葉がとても印象に残りました。ラグビーの見方が少し変わりました。
確かに人生も常に過去をふり返りながら前に進んでいると言えます。
いろいろな過去の上に未来があるとも言えます。
ひるがえって差別や人権侵害問題も、常にこれまでの歩みや取り組みをふり返らなければ、前進はないと言えます。
私たちが歩いてきたこの道に、きっとこれからを照らす何か手がかりがあると信じています。
さあー明日にトライしましょう。
 

2016年5月

2016年5月
 
大切な風景
「人は最も大切な風景から逃れることはできない。もしくはその風景が人を生かし続ける。」
こんなことばが、最近読んだ本にありました。
嬉しい出来事、つらい出来事、悲しい出来事・・・と人それぞれのことでしょう。
でもその風景が人生のエネルギーとなり糧となり未来につながることもあるでしょう。
過去の風景がいきたい未来を導いてくれるかもしれません。
その若者は、ひとつの事件がきっかけで人権を深く考えるようになりました。
「私たちは人間とちがうのですか」との古老の叫びに胸を打たれました。
「差別は人間の尊厳を奪ってきたのだ」と、はっと気づくものがありました。
あの時からもう何十年。これまでこんな風景をいくつ見ただろう。
大切な風景を忘れない。
 

2016年4月

2016年4月
 
一杯のコーヒーはいかがですか
今日も一人のお客さんがありました。
「あら、お久しぶりです。まあーどうぞ」といってソファーに案内。
すぐにあたたかいコーヒーをお出しすると
「ありがとう、おいしいわ、愛情もたっぷり入ってるみたいで?」
「もちろんたっぷり入れております」
「うん、とってもうまいわ・・・」
笑いとともにいっぺんにその場が和みます。何気ないこんな会話に“こころがほっとした”ひと時でした。
 
どこにでもあるだろう日常の景色です。でも、平和で人権が守られている社会という条件付きなのかもしれません。
いよいよ春本番ですね。一杯の幸せを感じるコーヒーはいかがですか。いやなことは忘れてホットしましょう。
 
 

2016年3月

2016年3月
 
コロンブスの卵を求めて
 コロンブスの卵のお話をきかれたことがありますか?
 「大陸発見はだれにでもできると評されたコロンブスが、卵を立てることを試みさせ、一人もできなかった後に、卵の尻をつぶして立てて見せた。」という逸話です。
 そこから、だれでもできそうなことでも、最初に行うのはむずかしいという例えです。
 きびしい差別に立ち向かうひとつの方途として1988(昭和63)年6月8日、市町村人権・同和問題「啓発連協」は誕生しました。「行政啓発」という手法で差別のない世の中を実現していこうと考えたのでした。そして、「同対審」答申(1965年8月11日)に因んだ、毎月11日は「人権を確かめあう日」の取り組み、4・11(人は等しい)県内一斉集会などを考え出し、また、「てんいち先生、ひかりちゃん」という人権キャラクターも誕生させました。これらはまさに人権におけるコロンブスの卵というべきものであったと思います。この時から29年の歳月が流れ、ますます変化する時代において、コロンブスの卵(新たな発見や手ががかり)は求められています。早く2つ目3つ目の卵を見つけ出し「差別のない人権が豊かな社会」を創造していかなければなりません。
 
 

2016年2月

2016年2月
 
すべてのみちはローマに通ず!
「ローマ帝国の全盛時代、世界各地からの道がローマに通じていたの意。転じて、一つの真理はあらゆることに適用されるということ。(小学館国語大辞典から)」ということわざがあります。よく知られたことわざです。真理に行き着くには、決して経路(道)は一つではなく、試行錯誤しながらもいろいろな方法(道)があるものです。いま私たちは29年前につくられた道を「啓発」というコンパスを唯一のよりどころにして、ローマ(人権があふれる社会)をめざして歩をすすめています。
 私たちはこれまで「差別撤廃と人権確立」のためにいくつもの道があることを学んできました。私たちはこの「啓発」という道が確かと固く信じています。めざす方角と目的地ははっきりとしているのに、そこまでの距離と時間はだれにもわかりません。ただわかっていることは休むことなく一歩一歩その歩みを進めることだけです。
 ふり返れば歩んできた一本の道がはっきりと見えます。これまでのことが胸の中で交差します。しかし、立ち止まって感慨に浸っている余裕はありません。
 さぁ、こころ引き締めてローマをめざそう、もう一段ギアーアップして!
 
 

2016年1月

2016年1月
 
バック・トゥ・ザ・フューチャー
 新年あけましておめでとうございます。皆さんにはどのようにお正月を迎えられましたか。突然ですが、1985年のアメリカSF映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をご存知でしょうか。ひとりの高校生と科学者が、スーパーカー・デロリアンというタイムマシンで、過去と未来を自由に行き来していろいろな出来事に遭遇するという痛快SF映画です。大ヒットした映画ですのでご存知の方も多いことでしょう。
 このように人間は、いつか時空を自由自在に移動できればどんなに楽しいかと考えてしまいますね。もし可能ならあなたならどんなことをしたいですか。怖いけど未来の自分を見てみたいとか、過去に戻って誰かに会ってみたいとか等・・・思いはどんどん膨らみますね。でも2016年現在、そしてず~と先を見渡してもたぶん時空移動は無理だと思います。
 物体(身体)は移動できなくても、人間には心(意識)があります。これは自由自在にタイムトラベルが出来るのです。人間だけが持つ特別な能力です。過去の出来事や経験によって、未来を明るいものにできます。希望を抱き、夢を持つことができます。それを実現することもできます。だれでもこの映画のように「バック・トゥ・ザ・フューチャー」できるのです。
 だとすれば2016年は、どんな夢をもち希望を抱きますか。争いがなくなり平和に暮らせ、飢餓や貧困もなく、お互いが認め合えるそのような社会でしょうか。
 市町村「啓発連協」の精神である「毎月11日は人権を確かめあう日」(人は等しい)は、水平社宣言、同対審「答申」と、まさに過去に旅して学んだ遺産です。「ヒュ―マンライツ・バック・トゥ・ザ・フューチャー」して手に入れた宝物です。2016年は申年、孫悟空の「如意棒」のように宝物をおもいっきり操るぞ!
 真に「人は等しい」社会をつくるために。
 
 

2015年12月

2015年12月
 
人権尊重衛星
 今から50年ほど前、まだ人工衛星が珍しい時代、「水平社宣言」を起草した一人の西光万吉さんは、日本を含むいくつかの国々が、教育専門の人工衛星を打ち上げると聞いてこんな話をされました。
 人工衛星からの最初の放送は、「おたがいに人権を尊重しましょう」という言葉からはじめて、
 世界人権宣言30周年記念には、国際連合から「人権尊重衛星」を打ち上げて、
 「おたがいに人権を尊重しましょう」と世界中に同時放送していただきたい。
西光万吉さんならではの言葉です。
 2015年の今、地球のまわりには無数の人工衛星が飛び交っています。つい先日も、国産ロケットの打ち上げが成功し、商業衛星が軌道に乗ったとニュースになったばかりです。残念ながら「人権尊重衛星」は実現していませんが、新しい情報技術のインターネットを使って、ひとりの人が世界中に、「おたがいに人権を尊重しましょう」と呼びかけることができるようになりました。
 いつの時代も、人間の尊厳を奪うのも、尊厳を守るのも、また人間です。一日も早く、すべての人が尊重されて生きている社会を実現して、人権尊重衛星を願った西光万吉さんに、星空から眺めてもらいたいですね。 
 

2015年11月

2015年11月
 
レガシー(遺産)を糧として 登り切ろう
 レガシ―と言う言葉を最近何度か聞きました。「遺産」という意味だと知りました。「先人から受け継いだもの」とか「前代の人々の業績」などでしょうか。
 ところで、今年6月に90歳で死去した京都の世界的な企業、堀場製作所創業者の堀場雅夫さんが、生前『京都は人を育てる「旦那文化」が根強く、起業しやすい。また、京都には伝統工芸の職人や技術者が多く、高度な技術の集積というベースキャンプが8合目にあるのでゼロから山に登る必要はない。』と語っていたと(2015年7月17日付毎日新聞朝刊)にありました。
 ひるがえって、奈良の差別と人権の歴史を考えてみるとどうでしょう。水平社創立から93年、奈良県人権教育研究会結成から63年、奈良県人権教育推進協議会結成から52年そして、わが「啓発連協」は結成28年目を迎えています。
 差別撤廃と人権確立に向けて立ち上がってきた多くの先達がいて、集積したその技術と方法もあります。奈良は堀場さんが言う何合目にベースキャンプがあるのかわかりませんが、少なくても半分のところからは、登ることができると確信します。
 先輩先達が営々と築いて来てくれたレガシー(遺産)をおおいに活用して、差別撤廃と人権確立に向けて努力していくことが、21世紀に生きる私たちに強く求められていると思います。同時にこの精神を受け継いでいくことも大切です。明るい未来のために・・・。
 

2015年10月

2015年10月
 
秋の声
 俳句の季語である「秋の声」、「物音がさやかに聞こえること。風やせせらぎなど自然の音ともかぎらず、人とのたてる物音とも限らない。具体的なおとばかりではなく、心の中に響いてくる気配もまた、秋の声である。」と俳句歳時記では、解説しています。
 俳句は嗜(たしな)まなくても、深まる秋の気配は、誰もが感じるものでしょう。あの暑かった夏も遠い記憶となりました。静かな静かな秋の夜、自らの胸に手をあてて、心の中に響いてくる気配や意識を感じてみませんか。
「話を聞いて、人権意識に目覚めて取り組んでみようと思いました。」「日頃悩んでいる自分の背中を押してくれたように感じました。」ある事業のアンケートの声でした。こんな秋の声、いっぱい聞きたいなぁ。感じたいなぁ。またどこかで秋の声が・・・
 

2015年9月

2015年9月
 
つながりを大切に!~認めあい 許しあい~
 「サルも類人猿も一度群れを離れると、めったに群れに戻ることはない。不在の間に新しい社会関係ができてしまい、元の関係に戻れなくなってしまうからだと考えられている。無理やり戻ろうとすると仲間たちから攻撃を受けて追い出されてしまうからである。このサルや類人猿の社会に比べると私たち人間社会は、数十年の不在もまるでなかったかのように受け入れてもらうことができる。なんと許容に満ちた社会を作ってきたことか。しかし、これも人類がやっと最近到達できた仕組みなのではないだろうか。」と霊長類学者の山極寿一さんがコラムで書いています。
 ところで今は、便利な道具として定着したインターネットが私たちの社会を席巻しています。スマホ、LINEが“今“の関係を強く求めるようになり、人間の信頼が過去ではなく現在の関係によってしか得られないという風潮になっていないでしょうか。ITの時代がどんなに進化しても、主人公はやっぱりあたたかい血の通った人間です。お互いを認め合う許しあう本来のつながりを大切にしていきたいものです。
 
   
山極寿一さんのコラムは、ご本人から許可を得てご紹介させていただきました。
 

2015年8月

2015年8月
 
わすれえぬ日々  あの日のことを繋いで・・・・
《六二三(ろくにいさん)、八六八九八一五(はちろくはちきゅうはちいちご)、五三(ごさん)に繋(つな)げ我(われ)ら今生(い)く》。
 これは朝日歌壇賞を受けた西野防人(にしのさきもり)さんの一首です。この歌の意味が、わかりますか?
 「六二三は沖縄戦終結の日で、八六と八九は広島と長崎に原爆が投下された日、八一五は終戦、そして、五三は新憲法施行の日」と2015年6月25日付朝日新聞「天声人語」で紹介されていました。
 今年は、「戦後70年」です。今年になってこの言葉を聞かない、見ない日はないと言ってもいいぐらい新聞、テレビで取り上げられ、「戦争の意味」をわたしたちに問いかけています。
 これまで、わたしたちは「戦争は最大の人権侵害である」と訴えてきました。「いのちと人権」を何よりも大切にして取り組んできました。この西野防人さんの歌がとても強く胸に響いてきます。
 そして、わたしたち「啓発連協」は、この歌の「五三」に続けて「八一一」と「六八」を加えさせてもらいます。「同和対策審議会答申の日」1965年8月11日(人権を確かめあう日の原点)と「啓発連協結成の日」1988年6月8日です。すべて合わせて「平和・いのち・人権」の日、時代はどんなに変わっても決して風化させてはなりません。今を生きるすべての人たちの使命として、繋いでいきましょう。
   
西野防人さんの歌は、ご本人、朝日新聞社から許可を得てご紹介させていただきました。
朝日新聞承認番号(A17-1064)
朝日新聞社に無断で歌を転載することはご遠慮願います。
 

2015年7月

2015年7月
 
今年も 7月は「差別をなくす強調月間」です こだわって続けていくことを大切に
 デジタル時計を見ていると、時を刻む数字にとても切迫感を感じます。現在は、これほどに早く時は、過ぎていくのかと。
 こうして過ぎ去った幾星霜、「同和対策事業特別措置法」という法律は、「同対審」答申の4年後の1969年7月10日に公布施行されました。今から45年前のことでした。
 奈良県では、このことがきっかけとなり「同和問題を国や地方自治体はもちろん、国民一人ひとりが自分自身の課題として捉え、解決に向けて努力しよう」と、この法律の出された7月を「差別をなくす強調月間」として、県をはじめとして各市町村でも取り組まれるようになり現在に至っています。
 時は立ち止まってくれません。しかし、わたしたちは、時には立ち止まりふり返って、これまでの反省や総括が必要ではないでしょうか。なぜならばこれからの方向性や行き方につながっていくからです。昨年はこうであったが、来年はこうしていくのだと考え思いを巡らすことが必要ではないでしょうか。
 差別は人の生命にかかわる問題です。一日も早く撤廃するよう努力していかなければなりません。歴史の節目にあたってのこんな思いが、また新たな一歩になると信じます。
 「差別をなくす強調月間」を長年積み重ねてきた意義もまた、ここにあると思います。改めてこのことを確認しようではありませんか。
 
 

2015年6月

2015年6月
 
咲かせよう大きな花を!~せっせと蒔こう人権の種~
 バラ、アジサイ、菖蒲、アヤメ、ツユクサ、・・・・の花々、みかん、リンゴ、クリ・・・の木の花々。今を盛りに咲き誇る花たち。まさに百花繚乱とは、今を指して言うのでしょうか。でもこの花たちも今年やっと開花したものもありましょう。いつの日かに蒔かれた小さな小さな種が、長い時を経てやっと花をつけたのかもしれません。しばらく見とれていたいですね。
 ところで、奈良で「人権啓発」という小さな種が蒔かれたのは1988年のことです。今から27年前の6月のことでした。以来、毎月11日は「人権を確かめあう日」の取り組みを柱として、「差別を許さない」という社会的雰囲気をつくり、確かな「人権啓発の土壌」を育んできました。今、かつて蒔かれた種たちがあちらこちらで花を咲かせています。この人権の花が一面に咲き誇っていることが、わたしたちのめざす「人権のまちづくり」です。
 せっせと蒔きましょう人権の種を、いつかきっと花が開きますよ。ちょうどこの季節のように・・・・
 

2015年5月

2015年5月
 
発想の転換を!~やわらかくしなやかに~
 すこし古い話になり恐縮ですが、2015年の選抜高校野球大会は、北陸の高校が春夏通じてはじめて優勝旗を手にしました。
「冬場は、雪でグラウンドでほとんど練習ができないという状況の中での栄冠は、厳しい冬と闘うすべてのチームにとって、大きな励みになるはずだ。」とメディアは報じています。また、「グラウンドが使えないかわりに、一日700回バットを振り打撃を強化した。『考え方の転換、出来ることをやる』を実践してきた。」関係者のことばも紹介しています。
 さて、28年目を迎えた「啓発連協」も常に「考え方の転換、出来ることをやる」を取り組みのベースに置いて実践してきたと言えます。発想やアイディアというものは、一朝一夕に雲や霧のように浮かんだり湧いてくるものではありません。原点に求める心が必要です。
 「差別をなくしていきたい。人権をまもっていきたい。」という強い思いと願いが必要です。
このチームのように、マイナスもプラスに変えていくやわらかさやしなやかさを、自らの中に養成していきたいものです。21世紀のあらゆる人権侵害克服のために全力で頑張りましょう。
 

2015年4月

2015年4月
 
一歩を踏み出そう
 NHKのBS放送で「グレートトラバース~日本百名山一筆書き踏破~」という番組を放映しています。
 31歳の若者が、総移動距離7800キロ、累積標高差10万メートルを200日(7ヶ月)間かけて「日本百名山」に、“人力のみ、一筆書き”でチャレンジする壮大な旅に完全密着した物語です。九州は鹿児島県の屋久島・宮之浦岳(1936m)からスタートして、北海道、利尻島の利尻岳(1721m)までの100の山々を一つ一つ歩いて繋ぎきる旅です。文字通り前人未到の挑戦でとんでもない企画です。山ガール山ボーイでなくても心が揺さぶられます。

 こんな仰天するような発想と企画だからこそ、テレビの密着取材となり多くの人に感動や勇気、元気そして冒険心まで与えているのではないかと思います。

 ひるがえって、私たちの“啓発”という取り組みも、時にはこのような大胆な発想と企画が必要です。多くの人たちに注目してもらい、強烈な刺激や感銘を与え、心を揺さぶらなければなりません。人の心の内に届かなければなりません。「あんなことなら私も・・・・」は、後の祭りです。その道を歩んでいれば、きっと日常の中で通り過ぎる思いや考えがあると思います。それをキャッチするのです。「そんなことはできない。とてもダメだ。」は、戒めていきましょう。マイナス思考では、未来はありません。

 さぁ 今から新しいチャレンジへ出発しましょう。すべては一歩から始まります。

  「啓発連協」の2015年度が動き出します。

  「あなたとわたしの新しい一歩を」今年度の目標です。よろしくお願します。

<<奈良県市町村人権・同和問題啓発活動推進本部連絡協議会>> 〒634-0061 奈良県橿原市大久保町302-1 奈良県市町村会館1階 TEL:0744-22-9611 FAX:0744-22-9711